中国と台湾どっち?
中国語を勉強するというと、日本では中国大陸を指すことが多いでしょう。でも台湾でも実は勉強できるんです。
日本の大学では大陸が本場だということになっているみたいです。教える中国語は北方の中国語、つまり北京語を主体とした普通語です。そして台湾の中国語をやや否定するような感じを見受けられます。
でも考えてみてください。中国は大きいのです。北方の普通語だけが全土で使われている訳ではありません。上海に行けばあまり巻舌は強くないですし、中部に行けば訛りは強いし、北部にいけば巻舌が強くてモゴモゴしている感じだし、南方にいけば巻舌はほとんど強くありません。
もしあなたが大学で教職をとるとか、中国語を研究するとか、どうしても正統派の普通語を話したい、というのであれば北京に行けばいいでしょう。
経済のダイナミズムを感じながら、仕事のチャンスも見つけて、語学を修めたい、というのでしたら上海は面白いかもしれません。実際そうした動機で上海に留学する人も多くいます。
台湾ではどうでしょうか。語学学校での中国語に関しては、放送でも使われている標準的な発音です。先生もそういう中国語を話すように訓練されています。ですから学校での勉強は問題ありません。
ただ台湾人の普通語は、舌をあまり巻かない発音ですから大陸的な中国語とはかなり違います。ちなみにわたしが話す中国語は、台湾訛りがあって、すぐに台湾人か?と聞かれます。
日本人には舌を強く巻かない中国語の方が勉強しやすいし、上達もしやすいでしょう。(個人的に思いますが。。。)
中国語的にはこのような差違があります。どっちが良いとか悪いとかではなく、地域特性によるものです。
学習環境はどうかというと、わたしは圧倒的に台湾がいいと思います。台湾の方が現地人との距離が近い、そのためすぐに友達になれます。親日という要素もあります。
また経済的に格差もそんなに大きくないので、つきあっていても気兼ねをすることもありません。これは非常に大きなことです。
大陸では、日本人が安いと思っているレストランでも、現地の人から見ると贅沢な値段だったりします。
台湾ではそんな心配はあまりありません。逆に日本人でも手が出ない贅沢なところもたくさんありますから。
その他に、以前大陸で1年間勉強していた人が台湾に移ってきたことがありました。その人の中国語は1年勉強してそのレベル、わたしは半年しか勉強してなくて同じレベル。
努力の違いもあるでしょうが、本当にそれだけでしょうか?
当時大陸では、外国人留学生は外国人専用の寮に集められ、現地の学生との接触は制限されていました。今はそんな事はないみたいですけど、当時はそんな感じでした。
一方で台湾では、そんなことはありません。自由に台湾人と友達になれました。今でもそうです。
普段外国人の中で中国語を使っても、所詮外国人が授業で習う中国語です。韓国人やアメリカ人と中国語で話しても、所詮はそのレベルです。
台湾では授業で習った言葉を使って、台湾人と話す事ができます。そして自分の中国語をブラッシュアップすることが出来ます。コミュニケーションが、外国人同士の狭い中国語ではないんです。これはチリも積もればマウンテンです。(笑)
「今でもどっちに留学したらいいか?」と聞かれたら、躊躇無く台湾をオススメします。
ただ最終的にはその人の目標や好き嫌い、そして経済的なこともありますから、幅広く情報を集めましょう。
